退会防止に先生方とアイデアを交換
こんにちは、アミーズ音楽教室 主宰の安藤歩です。
さて、教室を運営していくためには生徒さんの退会防止対策はとっても重要です。
「退会防止」というとなにやら重々しいですが、要は、生徒さんの満足度をあげていこうねということです。生徒さんがレッスンに満足していれば教室を辞めようと思われることもありません。
ではどうすれば生徒さんが満足し、退会しようと思われずにすむか?
今日はそれについて書こうと思います。
目標設定は満足感につながる
余談ですが、、わたしの実父は趣味で絵を習っています。
先生は有名な画家の方で、趣味で習う生徒さんもかなりの人数いらっしゃるそうです。
父によると、先生はお手本の絵を生徒さん一人ずつに描いてくれるんだとか。
(印刷じゃないらしい!なんて貴重な!)
だけど、みんなお手本を何となく真似しておしまい、なんだそうで・・・
「あんなに素晴らしい先生に習っているのに、本気でやらないなんてもったいない」
「もっとこうしたらいいのかな、と考えるからこそ面白いのに。ただお手本を真似して描いて終わりだからやる気出ないんだよ。」
と、父は趣味の生徒さんたちのことを言います。
(自分だって趣味ですけど)
のめり込むタイプの父にとって緩い感じで通う人たちが理解できないのです。
でもわたしは別の意見です。
「それって先生の関わり方にも原因があると思うよ」
それぞれの生徒さんの目標設定を先生がしてあげるといいのではないかしら。
緩い生徒さんにだって緩いなりの目標を持ってもらうことで達成感が得られるのです。
そしていくら趣味で習っていることであっても、「目標を達成し少しづつ自分がレベルアップする」と実感してもらえると、レッスンの満足度があがると思っています。
教室での研修会で意見交換
わたしの音楽教室では時々先生方の研修会を開いています。
堅苦しいものではなく、他の先生との交流と、先生同士の意見交換が目的です。
現場の先生方のお話はわたしにとっても大変参考になります。
以前のことですが、「生徒さんの退会防止のために何をしたらいい?」ということについて意見を聞いたことがありました。
わたしの教室の先生方はみな,生徒さん一人一人の現在の状況を把握しています。そして生徒さんの対応を、お一人ずつ変えていらっしゃいました。
塾の曜日が増えたせいかな、疲れた顔をしているな。
友だちとの関係がうまくいっていないと言ってたけどどうだろうか。
ピアノのレッスンの目標設定は生徒さんがどうしたいか、親御さんがどうしてほしいかによって変わります。
でも、それだけではありません。
生徒さんご自身の状況に配慮しつつ、設定した目標を目指す時もあり、あえて目指さない時もあるそうです。
こういう時に他の人がどうしているか、どう考えているかを知るのは大切ですね。
具体的な対応はそれぞれ違っていますが、どの先生も生徒さんのことを考えて対応してくれていてわたしとしては大変ありがたいことです。
ピアノの先生は単にピアノを教える職業ではないなぁと年々強く思います。
主宰側の工夫もありますよ~
そこに私が加えているのは
- ピアノ以外のメニュー、ボーカルレッスンと英語レッスンのご案内
- 生徒さんや親御さんの帰属意識をくすぐる楽しいイベント
- 頑張る気持ちをUPさせるために合格曲がたまったらプレゼントがもらえるシステム
- 教室ブログの頻繁な記事掲載
- 「退会ではなく休会で」と生徒さんが辞めない選択肢を考えられる環境を整える
- 地域のみなさんに受け入れてもらえる教室運営
などなど。
主宰側の私も先生方に負けじと様々な方法を模索しています。
今年はコロナ対策としてオンラインレッスンと訪問レッスンを立ち上げました。
生徒さんの退会は先生に責任があるわけではありません。
個々のレッスンでの目標設定、様々なイベントや運営方法によって教室に通っている満足度をあげていくことが大切なのですね。
アミーズ音楽教室では単にピアノを教えるだけではなく、人に何かを伝えるお仕事について考えて行くことができます。ご興味あればぜひお問合せくださいね。
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