今このホームページを見てくださっている方は、少しでも「先生になろうかな?」とお考えの方だと思います。

これまで多様な音楽家の皆さんを講師としてお招きしてきた経験から、「先生になるには、まずはここに注意」というポイントをお伝えいたします。

これは当サロンご入会後の「オリエンテーション」で、会員の皆さまにお伝えしている内容の一部です。

ご入会いただきましたら、個別の特性も配慮してお伝えいたします。

我流で始めてしまうと上手くいかないことも多いので、当サロンのように、経験者からのノウハウ提供を受けられることをオススメします。

音楽家が先生になる時に注意した方がいいこと

1.生徒さんに対する「~すべき」を一旦横に置きましょう

生徒さんがレッスンに求めることは様々です。
「基礎からきちんと学ぶべき」というあなたの熱い思いが伝わらない生徒さんに失望しないでくださいね。
生徒さんは「早くあの曲を演奏したい!」という思いで頭がいっぱいなだけです。

その他にも、「~すべき」と思われることは多くあると思いますが、先生になった時はそれらを一旦横に置いて、目の前の生徒さんが求めることに応えてあげましょう。

2.生徒さんは「苦手なことを習う自分」と捉えましょう

あなたが苦手なことをする時、どんな気持ちになりますか?
「なかなか上手くできない」という悔しくて情けない気持ちになりませんか?
それが目の前の生徒さんの気持ちです。

「苦手だけど上手になりたい」「楽しみたい」という生徒さんの気持ちに寄り添いましょう。
生徒さんの気持ちが分からなくなった時は、「苦手なことを習う自分」を思い浮かべてください。

3.生徒さんは「自分の価値を認められるためにレッスンを受けている」と考えましょう。

生徒さんは、自分の進歩や努力を認めてもらえることでやる気が上がり、「レッスンを続けたい」と思うようになります。

大切なのは、生徒さん本人が気づかない「小さな進歩」を、講師が伝え続けることです。
これが先生の役割です。

老若男女問わず、生徒さんは「自分の価値を認められるためにレッスンを受けている」と考えてください。